一日一曲(1205)ヘルベリグス、ロベール:田舎の組曲
本日は、没後50年(1974年9月20日没)を迎えらえたベルギーの作曲家、ロベール・ヘルベリグスさんの曲をご紹介します。
ヘルベリグスさんは1886年にベルギー西部の街アウデナールデで生まれました。ゲント王立音楽院で学びました。1909年にはカンタータ「シント・フーベルトゥスの伝説より」でローマ賞を受賞(優勝)しています。第一次世界大戦中はオランダの知人の家に避難されていたそうです。第二次世界大戦には、ローヌ渓谷にあるヘルベリグスさんの持ち物であるお城の農場で過ごされたとのことです。1951年から1953年まで、アントワープのロイヤル・フランダース・オペラ(Koninklijke Vlaamse Opera)を指揮されています。1963年にはピーター・ベノワ賞を受賞されました。作家や画家としても活躍し、いくつかの劇と約10の歴史小説と人気のある小説を創作、風景画を含む約100点の絵画を制作しています。
本日の曲はピアノ組曲「田舎の組曲」です。田舎の風景を描写した音楽なのでしょうか、親しみやすいメロディでほのぼのとした曲が多い印象を受けます。個人的には威勢の良い第1曲、しっとりとした第6曲などがおすすめです。第7曲の最後は、どこかで聴いたことのあるメロディが派手に鳴り響いているのですが、何の曲だったでしょうか(わかる方、教えていただければありがたいです)?
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヘルベリグス、ロベール:田舎の組曲