一日一曲(1232)アイヴズ、チャールズ:四分音の3つのピアノ曲
本日は、生誕150年(1874年10月20日生)を迎えらえたアメリカの作曲家、チャールズ・アイヴズさん特集の4回目です。
本日の曲は2台のピアノのための作品「四分音の3つのピアノ曲」です。1923年から24年にかけての作品です。アイヴズさんは、最初の頃は讃美歌などの親しみやすいメロディからの引用を中心としたような、いわゆる「分かりやすい」音楽を書いていたのですが、次第に実験的になり、無調、ポリリズム、多調、などを取り入れた作品を書くようになりました。それらで名を挙げた作曲家たちよりも早い時期に実験を開始されてらっしゃるようです。本曲は半音をさらに2分割した「四分音」を取り入れています。ちょっと聴いていてあまりに不協和で、個人的には長く聴くのは苦痛な音楽です。ちょうど、町立の狂ったピアノで弾いているのを聴いているような感じです。試みとしては面白いのかもしれませんが…。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
アイヴズ、チャールズ:四分音の3つのピアノ曲