一日一曲(1257)プラッテン、カタリーナ:人生のエピソード
本日は、生誕200年(1824年11月15日生)を迎えらえたドイツの作曲家兼ギタリスト、カタリーナ・プラッテンさんの曲をご紹介します。
プラッテンさんはドイツ西部の街ミュルハイムでカタリーナ・ヨーゼファ・ペルツァーとして生まれました。ギタリストの父親の許に生まれたことで、必然的に音楽及びギターに触れることとなりました。5歳の時に一家はイギリスに移住、8歳の時からはヨーロッパでのツアーを開始されたそうです。1844年までには作曲家およびギター教師としてイギリスでよく知られていたとのことです。1854年9月24日にイギリスのフルート奏者ロバート・シドニー・プラッテンと結婚し、姓が変わりました。自分の学校であるマダム・シドニー・プラッテンのギタースクールを設立し、後進の指導にもあたられています。柵渠っくかとしては、約250の作品を作曲しています。そのほとんどがソロギターまたは声とギターのためのものです。録音も残されえいらっしゃるようですが、残念ながらMNLにはありませんでした。
本日の曲はギターの組曲、「人生のエピソード」です。「かなしみ」「失われた愛」「嘆き」の3曲から構成されています。どれも悲しく暗いエピソードですが、曲自体はそこまでどんよりとしてはおらず、どちらかというと穏やかに懐かしく振り返っているような雰囲気を感じる曲となっています。人生の終わりに振りかえるときには、かなしみやつらさもまた、貴重な思い出となっているのかもしれません。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
プラッテン、カタリーナ:人生のエピソード