一日一曲(1266)マルタン、フランク:弦楽オーケストラのためのエチュード
本日は、没後50年(1974年11月21日没)を迎えらえたフランスの作曲家、フランク・マルタンさん特集の5回目、最終回です。
本日の曲は1956年、作曲者66歳の時の作品です。本曲には個人的な思い出があります。息子が赤ちゃんの時に、偶然この曲を流していた時がありました。
ちょうど3曲目、エチュードの第2番に差し掛かったのですが、この第2番はピチカートで演奏される曲で、複雑なリズムに特徴があります。このリズムが偉く気に入ったのか、興奮しながら聴き入っていたことを覚えています。それまでマルタンの曲は今一つぴんと来ておらず、あまり聴くこともなかったのですが、それからしばらくこの曲が家で流されることとなりました。いまでも、「パン、パン、パン、パン」というピチカートの箇所でケラケラと笑いながら、手足をバタバタさせていた息子を思い出します。
その時の演奏はアンセルメ指揮のスイス・ロマンド管弦楽団。これも歴史的な演奏と思いますが、本日は、よりキビキビとした演奏でどうぞ。今ではこちらで聴くことが多くなりました。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
マルタン、フランク:弦楽オーケストラのためのエチュード