一日一曲(1271)プッチーニ、ジャコモ:歌劇「蝶々夫人」第2幕「ある晴れた日に」
本日は、没後100年(1924年11月29日没)を迎えらえたイタリアの作曲家、ジャコモ・プッチーニさん特集の5回目、最終回です。
プッチーニaんはヘビースモーカーとして知られていましたが、それが影響したのでしょう、1923年末に喉頭癌であることが判明しました。翌1924年、治療のために滞在中のブリュッセルで、手術後に合併症を起こして急死しました。書きかけていたオペラ『トゥーランドット』は未完成のまま遺され、それが最後の曲となりました(なお、本オペラは幾人かの人たちによりそれぞれの版で補筆・完成されています)。遺体は一旦ミラノのプッチーニ家の墓に埋葬されましたが、1926年になって息子アントニオの手によりトッレ・デル・ラーゴの仕事場兼自宅に再埋葬されました。
本日の曲は、これまた傑作オペラである「蝶々夫人」から、『第2幕「ある晴れた日に」』です。第2幕で歌われるアリアです。これも超有名なアリアです。
アメリカに帰った夫の帰りを待ちわびる蝶々夫人が、「私は信じて夫を待つ」と切々と歌います。
歌は伝説の歌手マリア・カラスでどうぞ。本曲を十八番としていたカラスの演奏は、時を超えていまもなお人々の心を揺さぶり続けています。