一日一曲(1296)ベッカー、ラインホルト:春の時間
本日は、没後100年(1924年12月4日没)を迎えらえたドイツの作曲家兼ヴァイオリニスト兼合唱指揮者、ラインホルト・ベッカーさんの曲をご紹介します。
ベッカーさんは1842年にフォクトランド州アドルフで生まれました。6歳のころにドレスデンの叔父の所で音楽教育を受けたのが音楽の道に入るきっかけとなりました。9歳の時には初めてのコンサートを開いた、とのことです。1860年、ベッカーさんはドレスデンでヴァイオリンの名手ルイ・エラーと出会い、彼を追ってフランスのポーに渡り、彼の弦楽四重奏に参加しました。が、独仏戦争のため、ドレスデンに戻ることとなり、その地で作曲家および音楽教師として働きました。1884年に男声合唱団ドレスナーリーダータフェルの指揮者に就任しました。指揮者やヴァイオリン奏者として活躍する傍ら、作曲活動も行っていましたが、1906年には失明してしまいます。が、妻オルガの助けを借りて、作曲を続けられたとのことです。(奥様が作曲を記譜されたとのことです)
本日の曲は歌曲「春の時間」です。心浮き立つ春の時間が生き生きと描写されています。明るく伸びやかなメロディに足取りも軽やかになりそうです。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ベッカー、ラインホルト:春の時間