一日一曲(1298)間宮芳生:ショパン詣
本日は、今年(2024年)12月11日に亡くなられた日本の作曲家、間宮芳生さんを追悼して、間宮さんの曲をご紹介します。
間宮さんは1929年に北海道旭川市で生まれました。その後青森県青森市に移り、そこで育ったとのことです。ピアノ、作曲を独学で学び、先生に教わる機会は東京音楽学校(現:東京芸術大学)作曲科入学してからが初めてだったとのことです。独学で日本最高峰の音楽大学に入学するとは、さいのうがあったのでしょうね。同大卒業後は作曲家として活躍、1953年には、外山雄三、林光と共に『山羊の会』を結成しています。オペラから器楽曲まで幅広いジャンルで多くの曲を残されています。映画音楽にも携わり、アニメ映画「火垂るの墓」(1988年)の音楽も担当されています。恐らくこの音楽が間宮さんの作品の中で一番よく聴かれている作品ではないかと思います。本年(2024年)12月11日に肺炎のため95歳で亡くなられました。
本日の曲はピアノ曲「ショパン詣」です。作曲者名を伏せたら、「ショパンの曲?」と思われる方が多いのではないでしょうか。ショパンの特徴を見事にとらえていかにもショパンが作りそうな曲に仕上げています。作曲技術と耳と感性が素晴らしいのでしょうね。演奏時間1分にも満たない小品です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
間宮芳生:ショパン詣