一日一曲(1318)ウッド、アーサー:Barwick Green
本日は、生誕150年(1875年1月24日生)を迎えらえたイギリスの作曲家兼指揮者、アーサー・ウッドさんの曲をご紹介します。
ウはッドさんヨークシャーのヘックモンドワイクで、仕立て屋の長男として生まれました。父親は地元のアマチュアオーケストラのバイオリニストでした。その影響で、少年の頃からウッドさんはバイオリンを始め、フルート、ピッコロなどを学び始めました。12歳で学校を辞め、2年後にハロゲートのセントポール長老派教会のオルガニストになりました。16歳までにハロゲート市立管弦楽団の首席フルート奏者、ピアニスト、副指揮者になりました。その後、ボーンマス市立管弦楽団に移籍しています。1903年、28歳のとき、ロンドンのテリー劇場の音楽監督に昇進、以降30年以上にわたってロンドンの劇場オーケストラを指揮するなど活躍されました。
本日の曲は「Barwick Green」です。本曲はBBCラジオ4のシリーズ「The Archers」の代表的なテーマ曲として有名です。ウッドさんの作品は、残念ながら本曲を除いて今日ではほとんど演奏される機会が亡くなってしまっているとのことです。
本曲のテーマは、イギリスの後輩の作曲家にあたる、ベンジャミン・ブリテンが有名な「シンプル・シンフォニー」の中で引用しています。第2楽章の中間部のところです(1分5秒、1分30秒、2分52秒あたり)。
ベンジャミン・ブリテン「シンプルシンフォニー」 より第2楽章
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ウッド、アーサー:Barwick Green