一日一曲(1348)バスティアーンス、ヨハネス・ガイスベルトゥス:6つのオルガン小品より第3曲「5声のフゲッタ」
本日は、没後150年(1875年2月16日没)を迎えらえたオランダの作曲家兼オルガニスト、ヨハネス・ガイスベルトゥス・バスティアーンスさんの曲をご紹介します。
バスティアーンスさんは1812年にオランダ中部の村ウィルプで生まれました。10歳からデフェンターでオルガン演奏の教育を受けましたが、職業選択にあたり、当初は時計職人を目指しロッテルダムに定住しました。が、いろいろな出会いがある中で、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの作品を知ったことが大きなきっかけとなり、音楽の道に進むことになりました。ドイツに移り、大作曲家であるフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディなどに師事し、研鑽を重ね、1839年にはデフェンターのメノナイト会衆のオルガニストになりました。その後、1840年にはアムステルダムのゾイデル教会のオルガニストになり、1858年から1878年の期間はハールレムのグローテ教会のオルガニストとして活躍されました。作曲に関しては、専門であるオルガンの分野や宗教音楽の作品を多く遺されています。
本日の曲はお得意のオルガン曲の中から、「6つのオルガン小品」第3曲「5声のフゲッタ」です。静かで内省的な性格の曲です。NMLには本作品は第3曲しかありませんでしたが、他の曲も興味深いところです。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
バスティアーンス、ヨハネス・ガイスベルトゥス:6つのオルガン小品より第3曲「5声のフゲッタ」