一日一曲(1373)ワーズリー、クリフトン:5時のお茶
本日は、没後100年(1925年3月13日生)を迎えらえたスペインの作曲家、クリフトン・ワーズリーさんの曲をご紹介します。
ワーズリーさんは1872年にスペインの首都バルセロナで生まれました。クリフトン・ワーズリーというのは後年つけたペンネームで、本名はペレ・アストルト・イ・リバスさんです。バルセロナのラ・メルセ聖堂の聖歌隊で学んだほか、ピアノも学習しました。バルセロナの人気スコアショップ兼出版社であるカン・グアルディアの店員として働いている中で、来店するお客様にワーズリーさんのピアニストとしての才能と初期の作品の両方をお伝えする機会に恵まれました。評判の高まりとともに、アメリカ進出の話も持ち上がり、その中でアメリカで売れるようにペンネームで出版するように、というアドバイスがあり、それを受け入れて「クリフトン・ワースリー」で活動することになりました。活動からいくばくもなく「バルセロナのジャズの先駆者」として知られるようになりました。生涯で遺した作品数は200を超えたそうですが、残念なことに1925年に亡くなられてからは徐々に忘れ去られてしまいました。
本日の曲はフォックストロット「5時のお茶」です。フォックストロットとは、社交ダンスの一種で、4分の4拍子または2分の2拍子で書かれているものだそうです。楽しくダンスができそうな、愉快な曲です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ワーズリー、クリフトン:5時のお茶