一日一曲(1379)ガレータ、フリオ:サルダーナ

 本日は、生誕150年及び没後100年(1875年3月12日生、1925年12月2日没)を迎えらえたカタルーニャ(スペイン)の作曲家、フリオ・ガレータさんの曲をご紹介します。

 ガレータさんはカタルーニャの街サン・フェリウ・デ・ギコルスで生まれました。1888年、13歳の時に音楽家の父親は彼を時計職人の貿易を学ぶためにビラノヴァ・イ・ラ・ゲルトルに送りました。この見習い期間は約3年間続き、その間、ガレータさんは地元のオーケストラで演奏経験を積みました。その後サン・フェリウに戻った彼は、時計職人という職業に専念しながら、父が指揮するオーケストラの一員となりました。結局、ガレータさんが生涯を通じて時計を作ったのは1つだけとなり、ガレータさんはサンフェリウ・デ・ギクソルスの音楽学校で、勉強することとなりました。、父のコブラ・オーケストラ(カタルーニャの民族楽器を中心とした11名編成のオーケストラ)「ラ・ヴェリャ」で演奏する楽器奏者としてのキャリアをスタートさせ、後に自身の名を冠したガレッタ・クインテットを結成し、活動されました。作曲については、最初はサルダーナ(カタルーニャの民族舞踊)用の音楽の作曲が中心で、コブラのための音楽が約80曲遺されていますが、次第に幅を広げ、交響曲と室内楽の約20曲、声楽とピアノのための約30曲、なども遺されています。

 本日の曲は、代表作「サルダーナ」です。本日はピアノ版の演奏です。本来はコブラで演奏されているものなのでしょう。広場で多くの人が楽し気に踊っている情景が浮かんでくるようです。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ガレータ、フリオ:サルダーナ

ガレータ、フリオ:サルダーナ(MP3ダウンロード)

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