一日一曲(1393)カプースチン:8つの練習会用練習曲第5曲「冗談」

 本日はカプースチンさんの月命日ですので、カプースチンさんの作品をご紹介します。本日ご紹介する曲は、前回に引き続きまして「8つの練習会用練習曲」の中から。第5番「冗談」をどうぞ。

 第4番から「attacca」(音楽用語で次の曲を切れ目なく続けて演奏する、という指示)で続けて演奏される第5番は、低音部を担当する左手の動きに特徴があります。派手に動き回る左手の恩恵に合わせて、高音部が合いの手を入れます。また、「冗談」のタイトルですが、ちょっと意味深、専門的な内容が秘められているようです。

     本曲、楽曲分析しますと、調性の主音となる音が、拍子の最初に出てきません。
     裏拍の4拍目などに出てくるのです。まるで、「いや、さっきの音は冗談冗談、
     ほんとはこっちの音」と言っているようなう感じなのです!

 そんな高度な仕掛けがさりげなく隠されています。ジャズの即興演奏のような曲ですが、これもまた緻密に計算し尽くされて書かれています。演奏は至難の業。そこかしこにある難所をくぐりぬけて無傷で弾き切ったら大拍手!!

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
カプースチン:8つの練習会用練習曲第5曲「冗談」

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