一日一曲(1400)オウドリード、クリストバル:ロンデーニャ

 本日は、生誕200年(1825年2月7日生)を迎えらえたスペインのピアニスト兼指揮者兼作曲家、クリストバル・オウドリードさんの曲をご紹介します。

 オはウドリードさんはスペン南部の街バダホスで生まれました。父親から音楽理論の初歩とソルフェージュ及びピアノのレッスンを受ける中、早くから音楽的才能を開花させました。ハイドンとモーツァルトの音楽作品のいくつかを編曲し始めた、というエピソードが残っています。クラリネット、ホルン、オーボエなどのいくつかの管楽器もすぐに演奏できるようになりました。ただ、ピアノの系統的な練習や作曲の基本技法などを学ぶ機会が少なく、ほぼ独学であったため、それによる欠陥は後に自身を困らせることにもなりました。1843年に父が亡くなった後、マドリードに移り、コンサートやコーヒーショップでピアノ奏者として生計を立てるようになりました。また、クラリネット奏者の一人としてロイヤル・オーケストラに参加し、活躍するようになりました。次第にピアニストおよびオペラの編曲家として知られるようになりました。1860年にチルコ劇場のオーケストラの監督に任命され、活躍の幅が広がりました。また、1867年11月にはテアトロ・レアルに設立されたイタリア・コンパニアの合唱団長に就任、その後1870年からは音楽監督になりました。1877年3月13日、マドリードの王立劇場で、アンブロワーズ・トーマスのオペラ『ミニョン』の公演準備中に細菌性肺炎で急逝。まだ64歳の若さでした。19世紀後半のスペインにおけるサルスエラのジャンルの形成と発展に多大な貢献をされたことで名前が残っています。

 本日の曲はギター曲「ロンデーニャ」です。スペインの香りがふんだんに漂うロマンティックな曲です。ギターの技巧も聴きどころの一つです。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
オウドリード、クリストバル:ロンデーニャ

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