一日一曲(1418)スメドヴィグ、ロルフ：ミニマル
本日は、没後10年（2015年4月27日没）を迎えらえたアメリカの作曲家兼トランペット奏者、ロルフ・スメドヴィグさんの曲をご紹介します。
スメドヴィグさんは1952年にワシントン州シアトルで生まれました。お父様はスウェーデンから移住した作曲家兼音楽教師、お母様はヴァイオリニストだったそうで、恐らく小さい頃から音楽の英才教育を受けていたのではないかと推察します。その証拠？に、1965年、13歳のときにシアトル・ユース・シンフォニー・オーケストラの首席トランペットとして入団しています。1971年にはタングルウッドミュージックセンターの夏の音楽プログラムに参加しましたが、そこで出会った世界的指揮者のレナード・バーンスタインは、ジョン・F・ケネディ・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツのオープニングのために作曲された彼の作曲「ミサ」の1971年の世界初演のトランペットソリストにスメドヴィグさんを選ばれたという逸話が残っています。ボストン大学で学び、1971年、19歳のスメドヴィグさんは、ボストン交響楽団にトランペットの副首席奏者として入団しました。当時、スメドヴィグさんはオーケストラの最年少メンバーでした。1979年に首席トランペット奏者に昇進し、1981年にソロ活動、指揮、室内楽に専念するために脱退しました。1972年にエンパイアブラスブラスブラスクインテットを共同設立、活躍の幅を広げられました。2015年4月27日、マサチューセッツ州ウェストストックブリッジの自宅で心臓発作により62歳の若さで亡くなられました。
本日の曲は「ミニマル」です。演奏時間43秒のとても短い曲です。打楽器のリズムに乗って何種類かの短いフレーズが何度も繰り返されます。もっと長い曲にもできたのではないかな、と思いますが、逆にこの短さで打ち切って完成とした意図が興味深いです。
NML（ナクソス・ミュージック・ライブラリ）より（NML会員以外の方でも無料で試聴できます）
スメドヴィグ、ロルフ：ミニマル
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