一日一曲(1427)ルウェリン、ウィリアム:わびしき真冬に
本日は、生誕100年(1925年5月6日生)を迎えらえたイギリスの作曲家、ウィリアム・ルウェリンさんの曲をご紹介します。
ルウェリンさんはイギリス北部のランカシャー州ファーンワースで生まれました。ケンブリッジのエマニュエルカレッジへの合唱展で優勝し、そこで1年間自然科学を読んだ後、王立電気機械技術者として働き始めました。ルウェリンさんがノッティンガムで教育センターを運営していた軍曹だったとき、最初の合唱団を結成しました。その後、王立音楽院に入学して研鑽を重ね、アンサンブル「リンデン・シンガーズ」の共同設立者兼指揮者となり、活躍されました。1950年、彼はゴダルミングのチャーターハウスで、高い評価を得ているジョン・ホイットリッジ・ウィルソンのアシスタントマスターに任命されました。15年後、彼はウィルソンの後を継いで音楽監督となり、1984年には学校のセカンドマスターになりました。2023年1月1日に97歳の長寿を全うされました。
本日は合唱曲「わびしき真冬に」をどうぞ。イエス・キリストの降誕をテーマにした曲です。クリスマスに歌うことを想定して書かれた曲です。穏やかな気持ちになる曲です。歌詞を訳してみましたので、下に記します。
厳しい真冬に
凍てつく風がうめき声をあげ、
地球は鉄のように固く立ち、
石のような水。
ケルビムにとって十分だ
昼も夜も礼拝し、
胸一杯のミルク、
そして飼い葉桶一杯の干し草。
雪が降っていた。
雪の上に雪、
厳しい真冬に、
ずっと昔。
我らの神よ、天国も彼を留めておくことはできない
地球も支えていない。
天地は逃げ去るだろう
彼が統治する時。
厳しい真冬に
安定した場所で十分だった
全能の神、主よ、
イエス・キリスト。
彼にとっては十分だ、彼の天使たちは
倒れる前に、
牛とロバとラクダ
どれが愛するか。
天使と大天使
そこに集まったかもしれない、
ケルビムとセラフィム
空気が満ち溢れた
しかし彼の母親だけが
処女の至福の中で
愛する人を崇拝した
キスとともに。
彼に何をあげればいいのか、
私のように貧しいのですか?
もし私が羊飼いだったら
私は子羊を連れて行きます。
もし私が賢者だったら
私は自分の役割を果たします。
それでも私が彼に与えることができるのは
私の心を捧げます。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ルウェリン、ウィリアム:わびしき真冬に