一日一曲(1429)ファンティーニ、ジローラモ:トランペットソナタ第1番「detta del Colloreto」
本日は、没後350年(1675年5月6日没)を迎えらえたイタリアの作曲家兼トランペット奏者、ジローラモ・ファンティーニさんの曲をご紹介します。
ファンティーニさんは1600年にイタリアで生まれました。生涯について詳しいことは良く分かっていないようです。そのような中で、1631年4月から、トスカーナ大公フェルディナンド2世・デ・メディチの宮廷トランペット奏者になったことについては、確かなようです。1634年の夏、ファンティーニさんはボルゲーゼ枢機卿の部屋で、ジローラモ・フレスコバルディ(当時ローマのサン・ピエトロ大聖堂のオルガニスト)とともに、トランペットとオルガンの歴史上初めての歴史的なコンサートを行いました。その際、ファンティーニは自然なトランペットで和声列以外の音を演奏し、観客に大きな感銘を与えたと言われています。 1675年に75歳で亡くなられました。
本日の曲は『トランペットソナタ第1番「detta del Colloreto」』です。副題について日本語に訳してみたのですが、「コロレトの詳細」とか「コロレットと呼ばれる」となりまして、結局良く分からない題名でした。ソナタと言っても演奏時間は約3分、とても短い曲です。華やかなトランペットの活躍に心奪われます。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ファンティーニ、ジローラモ:トランペットソナタ第1番「detta del Colloreto」