一日一曲(1463)ドゥーニ、エジディオ:奉献唱ハ短調
本日は、没後250年(1775年6月11日没)を迎えらえたイタリアの作曲家、エジディオ・ドゥーニさんの曲をご紹介します。
ドはゥーニさんは1708年2月にイタリア南部の街マテーラで生まれました。父のフランチェスコ・ドゥーニと2人の姉から音楽の手ほどきを受け、9歳の時にサンタ・マリア・ディ・ロレート音楽院(現在のナポリ音楽院)に入学、当時の巨匠から作曲などを学びました。1735年にローマの祭りで上演されたオペラ「Nerone」で最初の成功を経験、その後ロンドンで1737年に「Demofoonte」を発表、その後イタリアに戻り1749年にパルマの楽長に就任し、活躍されました。その後フランスに拠点を据え、オペラ・コミックの前身となる「Comédie mêlée d’ariettes」の発展に重要な役割を果たしました。1775年6月にパリで67歳で亡くなられました。
本日の曲はオルガン曲「奉献唱ハ短調」です。『奉献唱』とは、カトリック教会のミサ(感謝の祭儀)の中で、後半の「聖餐式(最後の晩餐を再現するため葡萄酒と種なしパンを祭壇に捧げる場面)」で演奏される曲です。全体的に厳かな雰囲気ですが、途中速い動きの部分も見られます。短い曲です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ドゥーニ、エジディオ:奉献唱ハ短調