一日一曲(1475)アグス、ジュゼッペ:ヴァイオリンソナタ イ長調
本日は、生誕300年(1725年生)を迎えらえたイタリアのヴァイオリニスト兼作曲家、ジュゼッペ・アグスさんの曲をご紹介します。
アグスさんは1725年にイタリア西部にある、地中海で二番目に大きい島、サルデーニャ島で生まれたらしいですが、月日など詳細については確認できませんでした。8歳のときに、当時4つの音楽院があり音楽な中心地であったナポリに、ヴァイオリンを学ぶために派遣されたそうです。その後、18世紀のヨーロッパ音楽の最前線に立つ偉大なヴァイオリニストとして活躍された、とのことです。
本日の曲は「ヴァイオリンソナタ イ長調」です。「Op. 1, No. 1」ということですから、記念すべき一番最初の曲と言うことになります。独奏ヴァイオリンの他、通奏提案を受け持つのがチェロとアーチリュート(リュートの一種類)とチェンバロ、ということで、ヴァイオリンソナタと言っても室内合奏曲に近い曲となっています。当時としては、一般的な編成だったのかもしれません。パガニーニの出現以前の曲になりますので、超高難度なテクニックは使われていませんが、華美で細やかな装飾音が印象的です。落ち着いた雰囲気が当時の時代を物語っています。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
アグス、ジュゼッペ:ヴァイオリンソナタ イ長調