一日一曲(1491)ヴァードンク、コルネリス:恵みあふれる聖マリア
本日は、没後400年(1625年7月5日没)を迎えらえたルネサンス後期のフランドルの作曲家、コルネリス・ヴァードンクさんの曲をご紹介します。
ヴはァードンクさん1563年にトゥルンハウト(現在ではベルギー北部の街)で生まれました。9歳頃にはアントワープ大聖堂の聖歌隊員として活躍しました。1572年にマドリードのフェリペ2世の合唱団の一部になるためにスペインに行き、1580年初頭に彼の声が壊れるまで(→変声したという意味だと推測しています)滞在しました。その後オランダに戻り、アントワープで作曲の勉強を行いました。1584年にスペインに渡り、再びフェリペ2世の合唱団で1599年まで活躍されました。その後再びアントワープに戻り、作曲活動などを行いました。1625年に亡くなるまでずっとオランダに留まられていたそうです。
本日の曲は合唱曲「恵みあふれる聖マリア」です。「アヴェ・マリア」と言ってもよいのでは?と思いますが、微妙に歌詞が違うのかもしれません。まあ、『「アヴェ・マリア」の曲の一つで、本曲も名曲の一つ』と覚えておけばよいと思います。しっとりとした曲で、心が清らかになるようなハーモニーです。
ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヴァードンク、コルネリス:恵みあふれる聖マリア