一日一曲(1546) カプースチン:3つの即興曲第2番

 本日はカプースチンさんの月命日ですので、カプースチンさんの作品をご紹介します。本日ご紹介する曲は、「3つの即興曲」より「第2番」です。

 「3つの即興曲」は作品番号66、1991年、作曲者54歳の時の作品です。タイトルにある通り、3つの曲がひとまとまりになっています。が、中でも本日ご紹介する第2番が一番有名で、演奏される機会も多いです。速く歯切れのよいテンポの主題で始まり、中間部の魅惑的なメロディは、両手を交互にうまく使う形で高音部と低音部に挟まれた中間の音域で奏でられています。このあたり、まるでラフマニノフのピアノ曲のような印象も受けます。ロシアのぴあニズムの伝統をカプースチンさんはしっかりと受け継いでいることが良く分かります。その後、ジャズ風のメロディが出てきますが、ジャズをこよなく愛したカプースチンさんの面目躍如といったところです。鍵盤領域もかなり広く使っていまして、ダイナミックな曲です。
 作曲者も演奏を残されています。YOUTUBEのこちらにありますので、是非ご覧になられてください。

 本日の演奏は、カプースチンの第一人者、川上昌裕さんの演奏です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
カプースチン:3つの即興曲第2番

カプースチン:3つの即興曲第2番(MP3ダウンロード)

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