一日一曲(1572)ナルィマニゼ、ニコ:ジョージアの歌

 本日は、没後50年(1975年4月23日没)を迎えらえたジョージアの作曲家、ニコ・ナルィマニゼさんの曲をご紹介します。

 ナルィマニゼさんは1905年1月にグルジア(現在のジョージア)の首都トビリシで生まれました。1927〜1929年にトビリシ国立音楽院で作曲を学び、その後モスクワのチャイコフスキー音楽院に進学し、1937年に卒業しました。キャリアの初期にはトビリシでオーケストラを指揮するなど演奏活動にも関わりましたが、主に編集者・編纂者・映画音楽の作曲家として活動しました。1939年以降、ドキュメンタリー映画のための作曲を多数手がけ、また交響曲、管弦組曲、歌劇や室内楽、合唱、民謡の編曲など幅広い作品を残しました。ソ連時代、出版・映画・民俗芸術の編集の仕事を務め、Muzgiz出版社や全ロシア巡回音楽会連盟、映画部などで重要な役割を果たしています。ナルィマニゼさんの作品には、ジョージアの文化や民俗を題材としたものが多く、民族的要素とソヴィエトの音楽様式との融合がみられます。1975年4月23日にモスクワで70歳で亡くなられました。その音楽活動はソ連・グルジア音楽史の重要な一部とされています。

 本日の曲はギター曲「ジョージアの歌」です。ただ、本日の演奏は、もしかしたらギター用の編曲かもしれません。ポツリ、ポツリ、と奏でられるメロディに、故郷のジョージアを懐かしむ気持ちが満ち溢れているようです。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ナルィマニゼ、ニコ:ジョージアの歌

ナルィマニゼ、ニコ:ジョージアの歌(MP3ダウンロード)

(本日の演奏者の別のCD)

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