一日一曲(1575)デンケ、ジェレマイア:私の魂は主を讃えます

 本日は、生誕250年(1725年10月2日生)を迎えらえた、アメリカで活躍したモラヴィア人の作曲家、ジェレマイア・デンケさんの曲をご紹介します。

 デンケさんは、シレジアのラングンビエラウ(現在のポーランド・ビエラワ)で生まれました。1748年にモラヴィア派教団に加わり、ザクセン地方ヘルンフートなどで音楽と礼拝の奉仕を行いました。1761年に北アメリカ(ペンシルベニア州)へ移住し、ベスレヘムとナザレスを拠点とするモラヴィア教会共同体で活動を続けます。デンケさんは1770年代以前から、合唱、オルガン、弦楽器を含むアンサンブル形式の宗教音楽を作曲し、それらはアメリカにおけるモラヴィア派教会音楽の最初期の例と見なされています。特に1765年には “Single Brethren’s observance” 用に作曲された独唱と重唱のソロ・デュエットが文書に残っています。彼の作風は敬虔さを基調とし、モラヴィアの礼拝文学と合唱伝統を反映、器楽伴奏の取り入れにより表現の豊かさを広げました。1795年5月28日にベスレヘムで69歳での亡くなられました。デンケさんの作品はモラヴィア教会の記録や楽譜集に多数収蔵され、アメリカ初期教会音楽の重要な柱として後世に影響を与えています。

 本日の曲は声楽曲「私の魂は主を讃えます」です。本日の演奏、ソプラノの響きが美しいですね。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
デンケ、ジェレマイア:私の魂は主を讃えます

デンケ、ジェレマイア:私の魂は主を讃えます(MP3ダウンロード)

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