一日一曲(1591)ヴィンター、ペーター・フォン:フルート協奏曲第1番ニ短調
本日は、没後200年(1825年10月17日没)を迎えらえたドイツの作曲家、ペーター・フォン・ヴィンターさんの曲をご紹介します。
ヴィンターさんは1754年にドイツ南西部の街マンハイムに生まれました。幼少の頃にはヴァイオリンの神童として当地の宮廷楽団で演奏するなど、活躍されました。アントニオ・サリエリとともにウィーンで音楽を学びました。1778年にはミュンヘンへ移住し、その地の宮廷劇場のディレクターとなり、オペラやバレエ音楽などの作曲を始めました。1787年にミュンヘンで副楽長の地位につき、1798年には宮廷楽長に昇格して、終生その地位を守りました。1778年から1820年の間に作曲した30作以上のオペラ作品のほとんどを成功させています。1798年にミュンヘンに戻り、活躍され、1825年10月に同地で71歳の生涯を終えられました。
本日の曲は「フルート協奏曲第1番ニ短調」です。「ヴァイオリンの神童」と言われていたので、ヴァイオリン曲がないかと探してみましたが、残念ながらNMLにはありませんでした。代わりにフルートの協奏曲を挙げておきます。ロマン派時代の典型的な協奏曲です。安心して聴いていられますが、こういった曲はライバルも多く、本曲は残念ながら埋もれた曲の方に分類されてしまいますが、致し方ないかなあ、と感じます。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヴィンター、ペーター・フォン:フルート協奏曲第1番ニ短調