一日一曲(1593)カスティーリョ、カトゥーロ:黄昏のオルガニート

 本日は、没後50年(1975年10月19日没)を迎えらえたアルゼンチンの作曲家、カトゥーロ・カスティーリョさんの曲をご紹介します。

 カスティーリョさんは1906年8月にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに生まれました。父は音楽家のオスバルド・カスティージョでした。幼少より音楽に親しみ、14歳で作曲を始め、若くしてプロのピアニストとして活動しました。1930年代からは作曲家として頭角を現し、詩人としての感性を生かした作品を数多く残しました。代表作には「María」「La Última Curda」「Desencuentro」などがあり、深い哀愁と哲学的な歌詞で知られます。また評論活動や詩作にも携わり、アルゼンチン文化に広く貢献しました。晩年はタンゴの衰退期にあってもその芸術性は高く評価され、国立芸術院会員に選ばれています。1975年ブエノスアイレスで没し、タンゴ史における最も詩的な作曲家として名を残しました。アルゼンチンの作曲家・詩人・ピアニストで、タンゴ黄金時代を代表する人物の一人として高く評価されています。

 本日の曲は「黄昏のオルガニート」です。題名の「オルガニート」とは、街角で弾かれていた小さな手回しオルガン(オルガニート・デ・バリル)のことだそうです。単語のリズムと哀切なメロディが魅力的な曲です。特に出だしの高音と低音の対比などお洒落ですね!

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
カスティーリョ、カトゥーロ:黄昏のオルガニート

カスティーリョ、カトゥーロ:黄昏のオルガニート(MP3ダウンロード)

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です