一日一曲(1623)アンドリーセン、ヴィレム:前奏曲
本日は、昨日の作曲家の兄である作曲家、ヴィレム・アンドリーセンさんの曲をご紹介します。
ヴィレムさんは弟ヘンドリクさん誕生の三年前、1887年10月25日にオランダ西部の街ハーレムで生まれました。アムステルダム音楽院で学び、1906年に学業を修了しまさいた。同校のピアノ優秀賞を受賞されていらっしゃいます。オランダでの頻繁にコンサート活動を行いました。同時に教育の分野でも活躍、ハーグの王立音楽院(1910-18)で教鞭をとり、その後1924年以降ロッテルダムのムジーク学校で教鞭をとられています。1937年から1953年までアムステルダム音楽院の院長に任命されました。1942年、ナチスによるオランダ占領後、アンドリーセンと弟のヘンドリクはカンプ・シント・ミシェルスゲストルに1年間投獄され、その間、ウィレムは囚人のために講演会を開催された、という記録が残されています。1964年3月29日、アムステルダムで76歳で亡くなられました。
本日の曲はピアノ曲「前奏曲」です。穏やかなテンポのしっとりとした曲です。
なお、NMLでは、この前奏曲の録音が2種あるように置かれていますが、同じ曲ではありませんでした。さらに、置かれていたもう一方の曲は、演奏者の楽器が「フルート」とありますが、ピアノ曲でした(本日時点の情報です)。NMLでは、時折こんな混乱もあります。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
アンドリーセン、ヴィレム:前奏曲
