一日一曲(1634)フロディン、カルル:モナ・リザのガヴォット

 本日は、没後100年(1925年11月29日没)を迎えらえたフィンランドの作曲家、カルル・フロディンさんの曲をご紹介します。

 フロディンさんは1858年7月10日にフィンランド西部の港町ヴァーサで生まれました。首都ヘルシンキで音楽を学んだ後、ライプツィヒ音楽院に留学して研鑽を重ねました。19世紀末から20世紀初頭にかけて、Nya Pressenなどで影響力のある音楽批評を行い、特に同郷の大作曲家シベリウスの作品を積極的に論じました。1901年には『エウテルペ(Euterpe)』という音楽雑誌を創刊し、その中心人物として文化運動にも参画されていらっしゃいます。
1908年にアルゼンチン・ブエノスアイレスに移り、同地でドイツ語紙の音楽批評家として活動されました。1921年に帰国し、1925年11月29日にヘルシンキで77歳で亡くなられました。作曲面では、ピアノ曲、歌曲、小規模な合唱曲などのジャンルでロマン派風の小品を多く残しています。

 本日の曲は「モナ・リザのガヴォット」です。有名な絵画「モナ・リザ」と関係があるのかどうか、調べてみたのですが、正確なところは分かりませんでした。ただ、曲の感じから、「モナ・リザ」が醸し出している『優美さ』を舞曲ガヴォットで表現している可能性も大いにあるのではないかな、と感じました。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
フロディン、カルル:モナ・リザのガヴォット

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