一日一曲(1640)ボスク、ハイメ:バラード
本日は、生誕200年(1825年5月26日生)を迎えらえたカタルーニャの作曲家兼ギタリスト、ハイメ・ボスクさんの曲をご紹介します。
ボスクさんは1825年5月26日にスペイン東部の街バルセロナで生まれました。バルセロナのメルセ修道院でピアノとギターの教育を受けました。音楽家として独立し、1849年から1852年にかけてはバルセロナ、マドリッド、バレンシアでコンサートを行い、成功させました。1853年からはパリに定住し、1857年からはフランス、オランダ、ドイツで頻繁にツアーを行いました。画家エドゥアール・マネの親友としても知られており、マネのためにポーズをとっていらしたそうです。そうやって生まれたモネの絵画の内の1枚は、ボスクさんの出版物の1つであるマネに捧げられた作品「Plainte Moresque, Op. 85」の挿絵として使用されています。ボスクさんパリの貴族のサロンで高く評価され、貴族の子供たちの音楽教育も多数行いました。1895年3月31日にパリで69歳で亡くなられました。
本日の曲はギター独奏曲「バラード」です。演奏時間約2分の小品です。作曲者御自身のコンサートなどでもよく弾かれていた曲なのかもしれません。アンコールにぴったりかと思います。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ボスク、ハイメ:バラード
