一日一曲(1641)デ・ミケリス、ヴィンツェンツォ:遊戯

 本日は、生誕100年(1925年6月17日生)を迎えらえたドイツの作曲家兼フルート奏者、ヴィンツェンツォ・デ・ミケリスさんの曲をご紹介します。

 デ・ミケリスさんは1825年5月25日にイタリアの首都ローマで生まれました。 ローマのアカデミー・フィルハーモニカ・ロマーナやアポロ劇場などで活躍し、長年にわたり首席フルート奏者を務めました。 また、サンタ・チェチーリア音楽院(聖セチリア音楽院)で教鞭をとり、多くの弟子を育てました。作曲家としては、フルート独奏やフルートとピアノのための室内楽、舞曲、練習曲などを数多く残しました。さらに、「デ・ミケリス・システム」と呼ばれる13鍵+4レバーの革新的なフルート機構を考案し、その演奏法やメソッドも執筆しました。生涯をローマで過ごし、目立った名誉を求めるよりも、静かに室内音楽界と教育界で活動した人物として知られています。1891年4月16日にローマで74歳で亡くなられました。

 本日の曲は「遊戯」です。本日はピッコロで演奏されていますが、原曲はフルートなのかもしれません。本曲に関しては、ブックレットに「ヨハン・シュトラウスによる変奏曲」と書かれていましたので、ヨハン・シュトラウスの何かの作品を基に変奏曲形式で書かれた曲ということになるかと思います。どの曲を基にしたかまでは、すみません、調べが付きませんでした。マズルカのリズムに乗ってピッコロが華麗に技巧を披露します。演奏者にとっては難曲なのではないでしょうか。演奏時間は5分前後ですので、アンコールピースとしては、ちょっと長めかもしれません。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
デ・ミケリス、ヴィンツェンツォ:遊戯

デ・ミケリス、ヴィンツェンツォ:遊戯(MP3ダウンロード)

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