一日一曲(1647)ロジエ、カール:ソナタ ホ短調

 本日は、没後300年(1725年12月12日没後)を迎えらえたベルギーの作曲家、カール・ロジエさんの曲をご紹介します。

 ロジエさんは、1640年12月にリエージュで生まれました。1663年からヴァイオリニストとして活躍されました。1668年から1675年までリエージュの王子司教であったマクシミリアン・ハインリッヒ選帝侯の宮廷で副カペルマイスターを務めました。オランダ戦争のため宮廷管弦楽団が解散したため、1683年から1699年の間は主にオランダで活動しました。1697年には「コレギウム・ムジクム」を設立し、夏の間はアムステルダムで、冬の間はハーグでコンサートを開催しました。ケルン市議会は1699年に彼を大聖堂の指揮者に任命し、1701年には評議員にも任命されました。1725年に亡くなるまでこれらの役職を務められました。

 本日の曲は「ソナタ ホ短調」です。古典的な4楽章形式で書かれていますが、全体の演奏時間は約三分半と、とても短い曲です。最終楽章など、20秒足らずで終わってしまっていて、「本当にここで終わっているのかな?」と思ってしまいました。そこまでしか楽譜が残されていなかった、などということもあるのかもしれないな、と思ったくらいでした。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ロジエ、カール:ソナタ ホ短調

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