一日一曲(1668)カプースチン:室内交響曲
本日はカプースチンさんの月命日ということで、昨日に続いてカプースチンさんの作品を。本日は「室内交響曲」です。作品番号は57。1990年、作曲者53歳の時の作品です。
本曲はカプースチンさんの作品の中ではやや異彩を放っています。まず、ピアノが主役ではありません。カプースチンさんはピアノの名手でもありますので、必然的に?作品の多くはピアノソロの曲や、ピアノが主役の協奏曲、室内楽でもピアノが大活躍する曲が大半を占めています。が、本曲はピアノは完全に脇役です。また、3楽章形式で第1楽章の演奏時間が約10分となっており、ここも際立った違いを見せています。カプースチンさんの曲(単品や楽章)は、短く引き締まった曲が多く、演奏時間は5分以内が大半です。それに対して本曲の第1楽章は倍の長さとなっています。ジャズを基盤としているところは共通していますが、曲の印象はこれまでのカプースチンさんの作風とはガラッと変わっています。
曲名に「室内」とついているので、編成がややこじんまりとしているのでしょうが、本曲は「交響曲」「シンフォニー」と位置付けられるでしょう。カプースチンさんは本曲のような作品を後にも先にも創られていらっしゃいません。どういった心境の変化?で本曲を創造したのか、興味深いところです。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
カプースチン:室内交響曲
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