一日一曲(1005)スメタナ、ベドジフ:連作交響詩「わが祖国」
本日は、生誕200年(1824年3月2日生)を迎えらえたチェコの作曲家兼ピアニスト兼指揮者、ベドジフ・スメタナさん特集の5回目、最終回です。
スメタナさんを語る上で、やはり、連作交響詩「わが祖国」は欠かせないでしょう。スメタナさんの曲の中では一番有名で、クラシック界の実ならず、日本のシンガーソングライターまでもが本曲のメロディを引用(さだまさしさん、イルカさん、斉藤和義さんなど)しています。
スメタナさんは、チェコ国民音楽として記念碑的な作品を交響詩の連作の形で創作しようと考えました。思いついた時期は1869年から1872年の間のことであると言われています。当初は5つの地名を各曲の題名として構想していたが、最終的には
『ヴィシェフラド』
『ヴルタヴァ(モルダウ)』
『シャールカ』
『ボヘミアの森と草原から』
『ターボル』
『ブラニーク』
の6曲となりました。
1972年、オペラ『リブシェ』の完成後からすぐに着手され、第1曲『ヴィシェフラド』は1874年に完成した。この第1曲の完成に前後してスメタナさんは聴力を失っています。それでも作曲は続けられ、1979年に最後の第6曲『ブラニーク』が完成しました。スメタナさん自ら各曲の解説を書き、楽譜にもいたるところに注釈を記しました。
第2曲が超有名ですが、その他の曲はそれと比較すると認知度は今一つかもしれません。本日はこれを機会に全曲鑑賞してはいかがでしょうか。いろいろと知らgべ増したが、「名盤」と評価の高い演奏がNMLにもありましたので、それを挙げておきます。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
スメタナ、ベドジフ:連作交響詩「わが祖国」