一日一曲(751)ムチェデロフ、ミハイル:パガニーニの主題による変奏曲(特集:28/61)
パガニーニ奇想曲第24番特集その28です。本日はハープ独奏曲です。
作曲者のミハイル・ムチェデロフさんは、1903年にジョージアのバトゥミで生まれ1974年に亡くなられたロシアの作曲家です。NMLでは1934年生まれとなっていますが、1903年生まれが正しいようです。CDのブックレットなど1903年になっています。
ハープの世界にもパガニーニ変奏曲があったのですね。ハープの場合も、他の楽器同様、ハープの特性を生かし、ハーブ固有の超絶技巧を駆使した難曲に仕上がっています。
本曲はテーマが繰り返しなしで短く提示されたのちに、11の変奏とカデンツからフィナーレという構成になっています。各変奏は30秒前後のものが多く、次々にいろいろな変奏が提示されます。最後の方の第10変奏はテンポが遅いこともあり、約2分位という長い変奏になっています。また、最後のカデンツ及びフィナーレの部分は2分以上となっていて、作曲者の力の入れようが分かります。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ムチェデロフ、ミハイル:パガニーニの主題による変奏曲