一日一曲(1016)フュッスル、カール・ハインツ:ファンフ・トーン=ファンフ・フィンガー
本日は、生誕100年(1924年3月21日生)を迎えらえたオーストリアの作曲家、カール・ハインツ・フュッスルさんの曲をご紹介します。
フュッスルさんはチェコスロバキアのガブロンツに生まれました。ベルリンに留学し、音楽を学びました。第二次世界大戦後、ウィーンに定住し、作曲、音楽分析、指揮、音楽評論家など多方面で活躍されました。国際グスタフ・マーラー協会よりグスタフ・マーラー全集の出版を委託されています。1962年にウィーン市振興賞受賞、1976年にウィーン市音楽賞受賞、1984年にウィーン国家への奉仕に対する名誉金メダル受賞、など、数々の賞を受賞されていらっしゃいます。
本日の曲はピアノ曲「ファンフ・トーン=ファンフ・フィンガー」です。作品番号1ですので、処女作ということになります。
本曲は全体で6分少々の短い曲ですが、6曲から構成されています。ピアノの練習曲のような雰囲気の曲です。個人的には第4番の響きが印象に残りました。第4曲の最後は、「ドレミファソファミレド」の音階で終わります。ちょっとユーモラスな終わり方です。
第1曲 0分00秒~
第2曲 0分30秒~
第3曲 1分55秒~
第4曲 2分57秒~
第5曲 4分13秒~
第6曲 5分04秒~
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
フュッスル、カール・ハインツ:ファンフ・トーン=ファンフ・フィンガー