一日一曲(1017)ネドバル、オスカル:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調

 本日は、生誕150年(1874年3月26日生)を迎えらえたチェコスロバキアの作曲家兼指揮者、オスカル・ネドバルさんの曲をご紹介します。

 ネドバルさんは南部ボヘミアの古都ターボルで生まれました。幼少期からヴァイオリンをたしなみ、1891年より1906年までの期間にはボヘミア弦楽四重奏団の創立メンバーとしてヴィオラを担当しました。1896年から1906年まで10年間にわたってチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も務めていらっしゃいます。1906年にウィーンに行き、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団を創立、1919年まで同楽団の指揮者を務めました。同時に作曲家としても活躍されていらっしゃいます。チェコスロバキア建国後に帰国、主にスロヴァキアの首府ブラチスラヴァで活躍されました。が、多額の債務を抱えることとなってしまった末、1930年のクリスマス・イヴに、ザグレブにおいて飛び降り自殺されました。作曲をドヴォルザークに師事した関係もあり、ドヴォルザークの熱烈な崇拝者であったとのことです。器楽曲、バレエ音楽、オペレッタ、室内楽曲、管弦楽曲、声楽曲等のジャンルで多数の作品を遺されています。

 本日は作品番号9の「ヴァイオリン・ソナタ ロ短調」をご紹介します。とてもロマンティックな美しい曲です。特に第2楽章のメロディが美しい!演奏される機会が少ないのが勿体ない曲の一つと言えるでしょう。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ネドバル、オスカル:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調

ネドバル、オスカル:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調(MP3ダウンロード)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です