一日一曲(1021)エトヴェシュ、ペーテル:ヴァイオリン協奏曲第2番「DoReMi」

 本日は、今年(2024年)3月24日に亡くなられたハンガリーの作曲家兼指揮者、ペーテル・エトヴェシュさんを追悼して、エトヴェシュさんの曲をご紹介します。

 エトヴェシュさんは1944年に当時ハンガリー王国領のセーケイウドヴァルヘイ(現在はルーマニア領)で生まれました。ブダペストとケルンで作曲を学び、1962年からハンガリーで映画音楽の作曲から活動を開始しました。1968年から1976年にかけて、定期的にシュトックハウゼン・アンサンブルと演奏する。1979年、ピエール・ブーレーズの後を継いで、アンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督兼指揮者となり、1991年までその職を続けられましる。ケルン音楽大学の現代音楽アンサンブルの指揮の教授、カールスルーエ音楽大学の指揮科教授など要職を歴任されました。

本日ご紹介する曲は、『ヴァイオリン協奏曲第2番「DoReMi」』です。2013年にロサンゼルスで初演された本曲は、世界的ヴァイオリニストの五嶋みどりさんに捧げられています。勿論初演も五嶋みどりさんのヴァイオリンでした。「ドレミ」のタイトルは、五嶋みどりさんの名前の「みどり」のつづりを一部微修正して順番を変えたもの、とのことです。この「ドレミ」が主要モチーフとなって本曲を形作っています。「ドレミは、数字の世界における 1-2-3 のようなものです」とは作曲家本人の言葉です。
 本日の演奏の指揮は、作曲家本人です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
エトヴェシュ、ペーテル:ヴァイオリン協奏曲第2番「DoReMi」

エトヴェシュ、ペーテル:ヴァイオリン協奏曲第2番「DoReMi」(MP3ダウンロード)

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