一日一曲(1326)ピッタルーガ、グスターボ:マテオ・アルベニスへのオマージュ
本日は、没後50年(1975年10月没)を迎えらえたスペインの作曲家、グスターボ・ピッタルーガさんの曲をご紹介します。
ピッタルーガさんは1906年にスペインの首都マドリードで生まれました。お父様はイタリア出身の医者で、スペインに帰化されたとのことです。幼い頃から法律と音楽を学び、後者の道に進む形になりました。1930年にフランス6人組にならって「スペイン8人組」を結成、活動を活発化させましたが、スペイン内戦で8人組は四散、ピッタルーガさんはメキシコに逃れ、そこで映画音楽等を作曲するなど活躍されました。1962年にスペインに帰国しましたが、政治とは一線を画した生活を送られていたとのことです。公の場からも遠ざかられていたそうです。
本日はギター曲「マテオ・アルベニスへのオマージュ」です。18世紀後半から19世紀にかけて活躍した同郷の作曲家にちなんだ曲です。当時のスペインの音楽の雰囲気が良く表現されています。少し物悲し気な旋律がギターの音色とピッタリマッチしています。ピッタルーガさんの作品の中でも演奏機会の多い作品のようです。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ピッタルーガ、グスターボ:マテオ・アルベニスへのオマージュ