一日一曲(1330)バカリッセ、サルバドル:24の前奏曲

 本日は、スペイン8人組特集の第4回です。本日はサルバドル・バカリッセさんの曲をご紹介します。

 バカリッセさんは1898年にスペインの首都マドリードで生まれました。王立マドリード音楽院でピアノと作曲を学びました。今回特集している「スペイン8人組」の中心人物として、結成後から1936年までラジオ協会の芸術監督として新しい音楽の普及に尽力されました。スペイン内戦後の1939年にフランシスコ・フランコの軍事政権を拒否して、フランスに亡命し、以後同地を中心に活躍されました。1963年にパリで64歳で亡くなられました。

 本日の曲はピアノ曲集「24の前奏曲」です。本曲集も他の数多の作曲家が同名の作品集で行っているように、24すべての調性を一つずつ用いて作曲されています。本曲集の並びはハ長調で始まり、次はハ短調、その次はト長調、続いてト短調、・・・最後はヘ短調で終わります。最終24番では、曲の最後に第1番のメロディが回想されて終了となります(2分3秒あたりから)。個人的な好みでは第8番、第9番、第13番を挙げます。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
バカリッセ、サルバドル:24の前奏曲

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