一日一曲(1344)ドンデイヌ、デジレ:4本のトロンボーンのための組曲
本日は、没後10年(2015年2月12日没)を迎えらえたフランスの作曲家兼管楽器奏者兼指揮者、デジレ・ドンデイヌさんの曲をご紹介します。
ドンデイヌさんは1921年にフランス北部の街ランで生まれました。リールの音楽院で音楽を学び、その後1936年からはパリ音楽院で学びました。クラリネット、室内楽、ハーモニー、フーガ、対位法、作曲で一等賞を受賞するなど、天才ぶりを発揮されました。1939年から1953年までMusique de l’air(フランス空軍音楽隊)のソロクラリネット奏者として、1954年から79年まではパリ警察音楽隊の指揮者として活躍されました。1979年にはフランス文化省の理事に任命されました。1980年から1986年まで、パリ郊外にあるイッシーレムリノーの音楽院のディレクターとして後進の指導にあたられました。2015年に93歳の長寿を全うされました。
本日の曲は「4本のトロンボーンのための組曲」です。モデラート・マエストーソ、アンダンティーノ、メヌエットのテンポで、コラール、スケルツォの5つの曲で構成されています。作曲者お得意の管楽器での作品で、トロンボーンの滑らかな音色にしっくりくる作品に仕上がっています。個人的には第4曲コラールの響きに魅せられました。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ドンデイヌ、デジレ:4本のトロンボーンのための組曲