一日一曲(1346)シーマン、エリック:このうえなく清きおとめ
本日は、没後50年(1925年1月1日生)を迎えらえたイギリスの作曲家兼指揮者兼オルガニスト、エリック・シーマンさんの曲をご紹介します。
シーマンさんは1900年にイングランド南部の街アシュフォードで生まれました。音楽は主に独学で学ばれたそうです、それでも、1921年にロイヤル・カレッジ・オブ・オルガニスト(FRCO)のフェローを授与されたとのことで、才能があったのでしょうね。1928年に歌手のマデリン・アーノルドと結婚、翌年から29年間にわたりクラウチ・エンドのパーク・チャペルでオルガニストとして活躍されました。その間、1930年からは王立音楽院の教授を務め、その後1956年から1962年までロンドン大学音楽学部の学部長として後進の指導にあたられました。1960年代にはパーリー合唱協会の指揮者兼音楽監督としても活躍されています。1975年に癌のため74歳で亡くなられました。
本日の曲はオルガン曲「このうえなく清きおとめ」です。宗教音楽が得意でオルガニストだったシーマンさんがまさに「自分の庭」とした分野の作品と言えます。穏やかで清らかな調べは、タイトル通りマリア様を賛美するために書かれたものなのでしょう。教会の礼拝の中でも使われていたのかもしれません。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
シーマン、エリック:このうえなく清きおとめ