一日一曲(756)アウアー 、レオポルト:カプリース第24番(特集32:/61)

 パガニーニ奇想曲第24番特集その32です。本日はピアノ伴奏のついたヴァイオリン曲です。

 作曲者のレオポルト・アウアーさんは、1845年生まれのハンガリーのヴァイオリニスト兼作曲家兼指揮者です。ヴァイオリンの教育者としても有名です。チャイコフスキーの有名なヴァイオリン協奏曲に関しては、作曲者と諍いを起こしてしまったことも逸話として残っています。

 本曲は、基本的に原曲を忠実になぞる形で書かれています。それならばピアノ伴奏をつける意味が個人的にはよく分かりませんでしたが、その方がより良いと作曲者が判断されたのでしょうね。
 基本的に忠実と書きましたが、違っている部分をいかに記します。
 ・初めにピアノが短い序奏を奏でている
 ・第6変奏の終わり部分、ちょっと変奏を入れている
 ・第6変奏と第7変奏の間に、ピアノソロの間奏がある
 ・第10変奏はハーモニクスを多用し、原曲より難易度高めている
 ・第11変奏とフィナーレは、作曲者独自のもの。原曲より派手。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
アウアー 、レオポルト:カプリース第24番

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です