一日一曲(1224)ピクシス、ヨハン・ペーター:ピアノ協奏曲ハ長調

 本日は、没後150年(1874年12月22日没)を迎えらえたドイツの作曲家兼ピアニスト、ヨハン・ペーター・ピクシスさんの曲をご紹介します。

 ピクシスさんは1788年にドイツ南西部の街マンハイムで生まれました。父親はオルガニスト、お兄さんはヴァイオリニストという音楽一家でした。作曲を学ぶ傍ら、同時代の音楽家(ベートーヴェン、マイアベーア、シューベルトら)と交流されていたそうです。当初はオペラ作曲家として身を立てることを目指したが、うまくいきませんでした。そこでピアニストに転身したところ、パリなどで成功を収めました。パリには1825年から1845年の間滞在・活躍されていたとのことです。1845年に公の活動からはほとんど身を引き、ドイツ南部の街バーデン=バーデンに移住して亡くなられるまでピアノ教師として働かれたそうです。いくつかのオペラと、ご自身の楽器であるピアノと関連した曲(協奏曲、ソナタ、ピアノを含む室内楽曲など)を数多く遺されていらっしゃいます。

 本日はピアノ協奏曲をどうぞ。終始ピアノが主役として立ち回り、オーケストラは完全にピアノの引き立て役に回っています。1826年、作曲者38歳の時の作品です。本曲でヨーロッパ各地を演奏旅行などされたのでしょうね。聴きやすく可愛らしい曲です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ピクシス、ヨハン・ペーター:ピアノ協奏曲ハ長調

ピクシス、ヨハン・ペーター:ピアノ協奏曲ハ長調(CD)

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