一日一曲(1455)ビゼー、ジョルジュ:交響曲ハ長調

 本日から5回にわたって、没後150年(1875年6月3日没)を迎えらえたフランスの作曲家、ジョルジュ・ビゼーさんを特集いたします。

 ビゼーさんはフランスの首都パリで生まれました。最初につけられた名前は「アレクサンドル=セザール=レオポール・ビゼー」でしたが、一歳半の時の洗礼時にジョルジュに改名されました。父親は美容師でアマチュアの声楽家で作曲も少々手掛けていらしたとのことです。母親はピアニストで、母親の家系は優れた音楽家が輩出していらしたようです。ビゼーさんは母親方ら音楽の手ほどきを受け、才能を開花させたビゼーさんは、9歳でパリ音楽院に入学、さらに研鑽を重ねました。パリ音楽院では良き師に恵まれたほか、グノー、サン=サーンスといった作曲家とも親しくなりました。1851年にピアノで音楽院の2等賞を獲得、翌年には1等賞に輝いています。作曲も1850年頃から行われるようになり、1855年には17歳で交響曲ハ長調を作曲しています。1857年には2度目の挑戦でローマ賞大賞を獲得しました。

 本日の曲は、「交響曲ハ長調」です。作曲者にとっては初期の習作という位置づけだったのでしょう。ビゼーさんの生前には一度も演奏されることはありませんでした。1933年に発見され、1935年に初演が行われ、以降はビゼーさんの人気曲の一つとして頻繁に演奏されています。若人の瑞々しい感性を感じられる、爽やかな曲です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ビゼー、ジョルジュ:交響曲ハ長調

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