一日一曲(1458)ビゼー、ジョルジュ:アルルの女組曲第1番

 本日は、没後150年(1875年6月3日没)を迎えらえたフランスの作曲家、ジョルジュ・ビゼーさん特集の4回目です。

 1871年、ビゼーさんに大曲の依頼が舞い込みます。アルフォンス・ドーデの戯曲『アルルの女』へ付ける付随音楽を作曲しました。この劇音楽を用いて4曲からなる組曲を制作したところ、これが大当たり。聴衆に熱狂的に迎えられました。

 本日は、その大当たりとなった曲、「アルルの女組曲第1番」をどうぞ。「アルルの女組曲」には第1番と第2番の2曲がありますが、第1番は作曲者本人によって編纂されました。歌劇の音楽は、作曲期間が短かったことと、契約の関係で極めて小編成のオーケストラで演奏する曲、という制限があったことから、ビゼーさんは作曲に相当苦労されたそうです。そこで、歌劇「アルルの女」の音楽を、通常オーケストラ向けに編成を拡大して組曲と再編した、とのことです。曲と劇音楽との関係は以下となっています。

第1曲:前奏曲(劇音楽No.1 序曲より)
第2曲:メヌエット(劇音楽No.17 間奏曲より)
第3曲:アダージェット(劇音楽.19 メロドラマの中間部より)
第4曲:カリヨン(劇音楽No.No.18 導入曲およびNo.19 メロドラマ前後部より)

 歌劇は長くてちょっと苦手、という方にも楽しんでいただける組曲となっています。 

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ビゼー、ジョルジュ:アルルの女組曲第1番

ビゼー、ジョルジュ:アルルの女組曲第1番(CD)

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