一日一曲(1462)ゴレスタン、スタン:ヴァイオリンソナタ変ホ長調

 本日は、生誕150年(1875年6月7日生)を迎えらえたルーマニアの作曲家、スタン・ゴレスタンさんの曲をご紹介します。

 ゴレスタンさんはルーマニア東部の街ヴァスルイで生まれました。フランスのパリに移住し、、1897年から1903年までヴァンサン・ダンディ、アルベール・ルーセル、ポール・デュカスら、当時のフランスの気鋭の作曲家から教えを受けました。パリでデビューすることを決め、1905年に雑誌「L’Album Musical」を設立しています。1915年にジョージ・エネスク作曲賞を受賞しました。1930年4月にはルーマニア国王ミカエル1世から「ルーマニア王冠」勲章を授与され、司令官の階級で勲章を授与されました。パリ音楽院では後進の指導にも熱心に当たられました。

 本日の曲は「ヴァイオリンソナタ変ホ長調」です。1908年、作曲者33歳の時の作品です。生き生きとした希望に満ち溢れた曲です。若きゴレスタンさんが情熱の赴くままに筆を走らせたのでしょう。パガニーニ風の超絶技巧をちりばめた曲とは一線を画していて、スケールの大きいロマンティックなメロディを聴かせる曲に仕上がっています。これまであまり演奏される機会がなかった曲の一つですが、もっと広く知られても良い名曲と思います。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ゴレスタン、スタン:ヴァイオリンソナタ変ホ長調

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