一日一曲(387)ヴュストホフ:サンバ協奏曲

 本日は生誕100年(1922年7月1日生)を迎えられたドイツの作曲家、クラウス・ヴュストホフさんの作品をご紹介します。

 ヴュストホフさん第二次世界大戦中にソビエト連邦軍の捕虜となり、収容所で同じくドイツの作曲家のハンス・フォークトさんから対位法(作曲技法のひとつ)を学ばれたそうです。よくぞ生きて帰ってこられました。過酷な環境の中、それだけでも大変だったでしょうに、音楽の勉強までしていたとは、すさまじいですね。

 本日の「サンバ協奏曲」は、副題に「3台のギターとマンドリンオーケストラのための」とつけられています。杜松らしい編成の音楽です。
 協奏曲の伝統的な形式である、3楽章形式で作られています。親しみやすいリズムとメロディが特徴的です。聴いていると体がむずむずしてきて、思わず踊りだしてしまいそうになる音楽です。特に、第3楽章では、楽器をたたいたりする、いわゆる「特殊奏法」も使われていて、聴いていて楽しいです。本日はノリノリの曲をどうぞ!

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヴュストホフ:サンバ協奏曲

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