一日一曲(609)ポッラローロ、カルロ・フランチェスコ:トッカータ ト短調
本日は、没後300年(1723年2月7日没)を迎えらえたイタリアの作曲家兼オルガニスト兼音楽監督、カルロ・フランチェスコ・ポッラローロさんの曲をご紹介します。
ポッラローロさんは1653年頃のお生まれだそうです。ポッラローロさんのお父様はオルガニスト、弟もポッラローロさんの息子さんも弟さんの息子さんも音楽家とのことで、「音楽一族」だったようです。父親から音楽の英才教育をほどこされ、手ほどきを受け、まずはオルガニストとしてのキャリアを開始します。1676年に生まれた息子さんも当然のように?作曲家の道に進みました。その年にポッラローロさんはお父様からブレシア大聖堂のオルガニストとしての地位を引き継いでいます。
1684年に最初のオペラを作曲してからは、オペラとオラトリオの両方を数多く発表するようになりました。その頃から1700年代の初めの頃は、ヴェネツィアで最も多作なオペラ作曲家として有名であり、ヴェネツィア市内のトップオペラハウスであるサンジョヴァンニグリソストモ劇場で最も頻繁に演奏された作曲家となりました。
本日の曲、「トッカータ ト短調」はチェンバロの独奏曲です。演奏時間約2分の小品です。物悲しい旋律が印象的です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ポッラローロ、カルロ・フランチェスコ:トッカータ ト短調