一日一曲(1137)ゲーラー、ゲオルク:春はすぐそこ

 本日は、生誕150年(1874年6月29日生)を迎えらえたドイツの作曲家兼指揮者、ゲオルク・ゲーラーさんの曲をご紹介します。

 ゲーラーさんはドイツ東部の街ツヴィッカウで生まれました。父はツヴィッカウの聖カタリナ教会でカントル兼オルガニストでした。父親から音楽の手ほどきを受けたのち、1893年からライプツィヒ音楽院で、理論、作曲、ピアノ、オルガンを学びました。1896年に博士号を取得、1897年には早くもライプツィヒのリーデル協会の合唱指揮者に就任しています。1903年、アルテンブルク州立劇場の宮廷カペルマイスターとなり、数多のオペラの初演をこなすなど、活躍されました。1907年から1909年まで、カールスルーエのバーデン宮廷大公国管弦楽団の宮廷カペルマイスターを務め、1909年からは再びリーデル協会とライプツィヒ音楽協会のオーケストラを指揮しています。1913年から1915年の間、ノイエ・オペラ・ハンブルクとハンブルク教師合唱協会のディレクターを務めました。1915年、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの後を継いで、リューベック楽友協会管弦楽団の指揮者に就任し1919年までこの職に留まりました。1922年にアルテンブルク州立劇場にカペルマイスターとして戻り、1925年に音楽総監督に就任しています。1932年に公的な音楽生活から身を引き、以降は作曲家および音楽学者としての仕事に専念しました。作曲家としては、伝統的なスタイルの200曲以上を含む広範な作品を残しました。声楽曲を中心に、5つの交響曲、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの協奏曲、オペラ、多数の室内楽作品を創作されていらっしゃいます。残念なことに、その多くは今日では忘れ去られてしまっています。

 本日の曲は、声楽曲「春はすぐそこ」です。1分少々の短い曲です。穏やかな春の日差しが感じられるような曲です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ゲーラー、ゲオルク:春はすぐそこ

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