一日一曲(1357)グランジャニー、マルセル:アラベスク

 本日は、没後50年(1975年2月24日没)を迎えらえたフランスのハープ奏者兼作曲家、マルセル・グランジャニーさんの曲をご紹介します。

 グランジャニーさんは1891年にパリで生まれました。8歳からハープを始め、11歳でパリ音楽院に進学、13歳で首席をとるなど早熟の天才として活躍されました。17歳でコンセール・ラムルー管弦楽団と共演してデビュー、最初のソロ・リサイタルでは、大いに称賛を勝ち得たとのことです。1913年にはフランスの大作曲家モーリス・ラヴェルとも共演しています。1922年にロンドンで、1924年にはニューヨークでデビュー。各国の主要なオーケストラと共演しました。1921年から1926年までフォンテーヌブロー夏期講習会でハープ科の主任講師を務めました。1926年に渡米し、1938年にジュリアード音楽学校のハープ科主任教授となり、没年まで教鞭を執りました。また1956年から1967年までマンハッタン音楽学校でも後進の指導あたられました。1962年には自宅で設立委員会を開くなど、米国ハープ協会の設立に尽力し、評議委員や理事会幹部、ニューヨーク支部長などを歴任されました。1967年に最後の公開演奏を行った後、舞台からは引退しています。1975年にニューヨークで死去されました。

 本日の曲はハープ独奏曲「アラベスク」です。柔らかなメロディがアラビアの幾何学模様のように織りなされています。優しく繊細な曲です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
グランジャニー、マルセル:アラベスク

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