一日一曲(743)タルベン=ボール、ジョージ:パガニーニの主題による変奏曲(特集:20/61)

 パガニーニ奇想曲第24番特集その20です。本日はパイプオルガン編です。

 作曲者のジョージ・タルベン=ボールさんは1896年生まれのオーストラリアのオルガニスト兼作曲家です。生まれはシドニーでしたが、14歳でロンドンの王立音楽大学(RCM)に入学してオルガンとピアノを学び始め、以降生涯のほとんどをイギリスで活動されました。

 本曲は、楽器のことを知り尽くしたオルガニストの作曲ということもあり、分厚く減衰しない音などをうまく使って華やかな変奏曲に仕上がっています。変奏もインスピレーションの赴くまま自在に繰り広げられています。特に、6分33秒あたりからの最後の変奏部分の派手な盛り上がりが印象的です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
タルベン=ボール、ジョージ:パガニーニの主題による変奏曲

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