一日一曲(1680)カヴァッリ、フランチェスコ:おお、慈悲深きイエス

 本日は、没後350年(1676年1月14日没)を迎えらえたイタリアの作曲家、フランチェスコ・カヴァッリさんの曲をご紹介します。

 カヴァッリさんは1602年2月14日に当時ヴェネツィア共和国の内陸州であったクレマで生まれました。本名は「ピエトロ・フランチェスコ・カレッティ・ブルーニ」で、「フランチェスコ・カヴァッリ」という名前は後援者であるヴェネツィアの貴族フェデリコ・カヴァッリにちなんで名乗られたそうです。1616年にヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂で歌手(少年ソプラノ)となり、大作曲家クラウディオ・モンテヴェルディの指導のもとで学ぶ機会を得ました。1639年にセカンドオルガニスト、1665年にファーストオルガニスト、1668年にマエストロ・ディ・カペッラとなり、活躍されました。作曲に関しては、教会のための作品を数多く創りましたが、今日では主にオペラの作曲家として記憶されています。1676年1月14日に73歳でヴェネツィアで亡くなられました。

 本日の曲は「おお、慈悲深きイエス」です。本曲はごく小さな編成の曲となっており、きわめて繊細で親密な性格を持っています。歌詞の訳を記しておきます。

  おお、、慈悲深きイエスよ、愛すべきイエスよ。
  至甘なる乙女(マリア)の、最も甘美なる御子よ。
  わが光、わが春、わが喜びよ。
  天使たちがあなたを歌い、人々が永遠にあなたを崇めますように。
  おお、慈しみ深く、愛に満ち、憐れみ深きお方よ。
  この世の罪を顧みてください。
  どうか御目を背けないでください。
  むしろ、限りなく優しく癒してください。
  善きお方よ、迷える者を癒し、
  慈しみをもって、狂おしき魂を癒してください。
  おお、最も甘美にして愛すべきお方よ。
  あなたこそが、肉体と魂の唯一の救い、命、そして息吹。
  あなたから逃げた魂も、
  あなたを拒んだ魂も、
  より深くあなたを傷つけました。
  衰えた者の救いとなり、
  傷ついた者の救いとなり、
  哀れな者の癒しとなってください。
  私たちが愛する唯一の救い主よ。
  私たちが心に思い起こす、最も甘美なイエスよ。
  来てください、穏やかに来てください。
  そして私たちを苦しみから解き放ってください。
  来てください、善きお方、愛すべきお方よ。
  来てください、いとしい、愛すべきお方よ。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
カヴァッリ、フランチェスコ:おお、慈悲深きイエス

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